子どもがパパ嫌いになっちゃった!
「パパはイヤ!」
「パパ嫌い!」
「パパはあっちへ行って」
「ママがいいの!」
子どもにこんな言葉を言われたことはありませんか?
子どもが2歳くらいのイヤイヤ期に入ると、パパのことをイヤがることがあります。
子どもに拒否されてパパは落ち込み気味。
パパに子どものお世話をしてもらおうと思ったママはがっかりです。
でも、わが子に嫌われてしまうのは、パパにとっても辛いですよね。
子どもがパパを嫌いに感じるワケ
(1)ママのほうがパパより好きという感覚を持っている
子どもは、生まれてからほとんどの時間をママと過ごしています。
それに比べてパパは、仕事などでどうしても子どもと一緒にいる時間が少なくなってしまいます。
このような理由で、子どもは、自然とより長い時間一緒にいるママの方が好きと感じてしまうのです。
ただ、子どもが「パパはイヤ」「パパ嫌い」と言っても、本当に心の底からパパが嫌いと思っているわけではありません。
子どもは、いつも一緒にいてくれるママから安心と安定を感じ、それを土台にして成長していきます。
ママは子どもにとって安心できる場所なので、「いまはパパよりもママが好き」という感覚なのです。
その安心できるママがいなくなると、急に不安になり、「パパはイヤ!ママがイイ」となるのです。
(2)パパに「コワイ」という印象を持っている
人の印象というのはとても大切で、子どもにも苦手と思うタイプがあります。
たとえば、ヒゲのある人やメガネをかけた人、しかめっ面の人、怒ったり大声を出したりする人などは、「コワイ」というイメージを持ちます。
また、過去に子どもがパパにひどく怒られたことがあったりすると、パパを嫌う原因になります。
(3)ママがパパのグチを言っている
普段からママが「物を置きっぱなしにするパパはイヤねぇ」「いつもゴロゴロしてばっかりなんだから」などとパパを非難するような言葉を言っていると、「パパは嫌い」と思ってしまうことがあるようです。
意外にもこんなことから「パパ嫌い」になることもあるので、ママの発言にも気をつけたいですね。
では、子どものパパ嫌いをなくし、パパと上手に付き合ってもらうにはどうしたらいいでしょうか?
パパ嫌いの克服法
ママが子どもを安心させてあげる
子どもが「パパ嫌い」と言ったときに、「そんなこと言ったらダメよ」と責めると、余計にパパ嫌いを増長させてしまいます。
パパ嫌いを定着させないためにも、まずは「そっか。パパはイヤなんだね」と気持ちを受け止め、「大丈夫だよ」と安心させてあげましょう。
「パパ好き」アピール作戦
普段から「ママはパパが大好きなんだよ」「今日はパパに○○してもらって助かっちゃった。パパってとっても頼りになるね」「パパのおかげで△△できたね」など、パパの良いところを表現し、パパ好きをアピールしていきましょう。
「ママはパパが好き」ということがわかれば、しだいに子どももパパのことを好きになってくれますよ。
パパに日ごろから子どもにかかわってもらう
「パパが嫌い」という態度は、一朝一夕で変わるものではありません。
ママだけで解決するのは難しい場合もあります。ここは、パパ本人にも協力してもらいましょう。
パパが忙しいのはよくわかりますが、少しだけ協力してもらって、日頃から何からの形で子どもと接してもらうようにしましょう。
子どもへの声かけやスキンシップなど、ちょっとしたことで構いません。
「パパはキミと一緒にいる時間は少ないけど、キミのことを常に気にかけているよ」と
いう姿勢を見せることが大切です。
パパにしかできない遊びで子どもと遊んでもらう
こちらもパパの協力が必要ですが、ママにはできない遊びで、子どもと遊んでもらいましょう。
たとえば、肩車、高い高い、子どもを抱えてひこうきびゅ~ん、腕にぶら下がってブランコ、パパがお馬さんになって子どもにまたがってもらうなど、体を使った遊びが効果的です。
男の子なら、戦いごっこやゴム鉄砲、サッカーやキャッチボールなどもいいですね。
また、子どもは誰かに何かを教えるのが大好きです。
子どもがパパに教えるという形でおりがみの折り方を教えてもらったりすると、子どもはお兄さんお姉さん気分が味わえて楽しく遊べます。
この「パパとしかできない特別感」が、子どもとの距離を縮めるのです。