お買い物中に「買って!」とダダこね
買い物に行くたびに「これ買って~」と物をねだるウチの子。
買ってあげないと、お店中に響きわたるくらい大泣き!
本当に困っちゃいますよね。
このおねだりバトルでは、「買わないよ!」と叱って子どもにガマンさせて「親が勝つ」場合と、「しょうがないから買ってあげる」と親が根負けして「子どもが勝つ」場合の2つのパターンがあります。
このように、どちらかが勝ち、どちらかが負けると、当然負けた方はくやしい気持ちになります。
なんとも後味の悪い終わり方になってしまいますよね。
では、ママも子どももスッキリ気分よくおねだりバトルを解決するにはどうしたらいいでしょうか。
子どもの「買いたい!」という気持ちはとても強いので、最初は苦戦するかもしれませんが、次の3つの方法を順番に試してみてくださいね。
(今回はおかしを例にしてみます)
(1)子どもの「買いたい気持ち」を受け止める
子どもはほしいものをガマンするのが苦手。特に目の前にあるおかしとくればなおさらです。
ここで「ダメ!」「ガマンしなさい」「買わないって言ってるでしょ!」と頭ごなしに叱ると、さらにダダをこねる結果に。
ですから、まずは「○○ちゃんはこれがほしいんだ」「このおかしが買いたいんだね」と子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。
ママに共感してもらえると、子どもの感情は落ち着いてきます。
とはいえ、大好きなおかしを目の前にそんな簡単にはいかないのが現実。
次は、ママの「困った」という気持ちを伝えましょう。
(2)ママの「買えない気持ち」を伝える
いったん子どもの気持ちが落ち着いたら、今度はママが自分の気持ちを伝える番です。
どうして買えないのか「理由」と「気持ち」を伝えましょう。
たとえば、買い物リスト以外のものは買わないと決めているなら、「今日はお買い物メモのものを買うお金しか持ってきていないの。おかしを買うとお金が足りなくなっちゃうから(理由)、ママとっても困るんだ(気持ち)」と伝えます。
このとき、「ママは本当に困っているんだ」という表情でアピールするのがポイント。
この他にも、「節約したい」「おかしは家にもある」「健康によくない」などママによってさまざまな理由があるでしょう。
正直な理由とママの気持ちを伝えてくださいね。
ただ、これでもまだ子どもが納得してくれない場合もあります。
そんなときは、次のような声かけをしてみましょう。
(3)どうするか相談して決める
どうしても「買いたい」という気持ちが収まらない場合は、「じゃあどうすればいいと思う?」と声をかけ、お互いに話し合ってみましょう。
「ダメよ!」とママが一方的に解決してしまう方法では、子どもは余計にムキになってしまいますが、相談して決めるなら納得してもらえることが多いのです。
「家にあるおかしを食べる」「今日は買わないけど、次は買ってあげる」「毎週土曜日だけおかしを買うことにする」など、いろいろアイデアを出して、最後にお互いが賛成する解決策を選びましょう。
これこそ、ママも子どももお互いにハッピーで「Win-Win」な解決方法なのです。
子どもの「○○したい」という欲求が強い場合、親の気持ちをわかってもらうにはとっても時間がかかるもの。
でも、ここは根気よく子どもに付き合ってあげましょう。
実は、今回紹介した3つの方法は、子どものガマンする心を育てるのにとても効果があるのです。
このことを知っていれば、ママもちょっぴりがんばれるかもしれませんね。