字を書く練習を始めてみたものの…
もうすぐ4歳になるうちの子。
だいぶ文字は読めるようになったので、そろそろ書けるようになってほしいな。
そう思ったことはないですか?
そこで、ひらがなや数字くらいは書けるようにと、いざ練習を始めると…。
「思ったように進まない」
「少し書いただけで、すぐやめてしまう」
「ここまでやろうね」と言っても、すぐ飽きて遊んでしまうことも。
こうなると、
なんていうことに。
どうしてちゃんと練習してくれないのでしょうか?
子どもが勉強をしない理由
親の心の中には、「せめてひらがなだけは書けるようになってほしい」「お友だちにおくれを取らないように」「本人のため」という思いがあるのかもしれません。
その思いが強ければ強いほど、無理にでも勉強させようとしてしまいます。
ですが、子どもにはその思いが負担となり、勉強がキライになってしまうのです。
●勉強に興味がない
そもそも、子どもが文字を書くことに興味がないということがあります。
この時期は、勉強よりも遊びたい盛り。
他にやりたいことがたくさんあるのですね。
必要性を感じないものには、興味を持てないのです。
●集中力が続かない
幼児期の集中できる時間は、「年齢+1分」くらいと言われています。
つまり、3歳の場合は、たったの4分。
大人にはすぐ飽きてしまうように見えても、子どもにとっては、10分、15分と文字の練習をし続けるのはとっても難しいことなのです。
飽きやすい子どもに文字を練習してもらう3つの方法
(1)ママと一緒にやる
集中力が数分ともたない幼児期は、ひとりでやっているとすぐに飽きてしまいます。
ですから、ママも一緒にやってあげましょう。
子どもはママに寄り添ってもらえると安心します。
ママとふれあうことで心が満たされ、集中力もアップするのです。
(2)勉強ではなく遊び感覚でやってみる
「勉強するときは真剣に」と思うこともあるでしょう。
でもそれは、幼児期の子どもにとってはつらいだけ。
この時期は、遊びと同じように楽しんでやってもらうことが大事です。
たとえば、次のようにゲーム感覚でやってみましょう。
- 「よ~いドン!」で3分だけママと競争して文字を書かせる。
- 歌を歌ったりして一緒に楽しみながら書く。
- ママがある文字を途中まで書き、見本と比べて「あれ、どこか1本たりないよ。どこかな?」とクイズを出して、子どもに書いてもらう。
- お互いに書いた1文字を見せ合い、どちらがきれいに書けているか比べる。子どもに「ママよりも上手!」と声をかけてあげる。(ママが字をヘタに書くことがコツ)
(3)「認めホメ」でやる気を引き出す
親はどうしても、「できないこと」に注目しがちです。
正しく書けなかったり、ダラダラ書いていたりすると、つい叱ってしまうことも。
そこはグッとこらえて、できていることに目を向けてあげましょう。
あまり大げさにほめると、わざとらしく聞こえることがあります。
ですから、「ほめる」というよりは、「認める」という意識で声をかけてあげましょう。
たとえば、
というようにです。
子どもを認める「認めホメ」が、子どものやる気を引き出すのです。
3歳はまだまだ集中力が続かない時期。でもやっぱり自分から勉強してほしい。
そんな子に育てるには、ママがいかにやる気を引き出してあげられるかがポイント。
「ママと一緒に楽しく」から始めて、あまりあせらずに子どものペースを見ながら進めていきましょう。